東京国際映画祭学生応援団

ソウルメイト/七月と安生の東京国際映画祭学生応援団のレビュー・感想・評価

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)
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『ソウルメイト/七月と安生』は、第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされ注目を浴びている『少年の君』の曾国祥(デレク・ツァン)監督の単独監督デビュー作です。

『ソウルメイト/七月と安生』は2016年の作品ですが、日本では今日から初公開となります。『少年の君』は、7月16日から公開です!

幼馴染の安生(アンシェン)と七月(チーユエ)の女性二人の波乱に満ちた半生が美しい映像とともにドラマチックに描かれています。

次第に明らかになってくる安生と七月の半生に隠された秘密は、現実の厳しさを突きつけるとともに、特別な友情が持つ力というのも感じさせます。

物語のクライマックスは、とても感動的でした。突きつけられる悲しい現実があったとしても、二人の関係は永遠なんだ。そんな強いメッセージが伝わってくるラストでした。

安生を演じたチョウ・ドンユイ、七月を演じたマー・スーチュン、二人の演技もまた素晴らしいです。

『少年の君』の公開に合わせて、是非ご覧ください!

《鑑賞者:たくみ》