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ソウルメイト/七月と安生の39のレビュー・感想・評価

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)
4.5
思わぬ良作。
「少年の君」は最近行く先々の映画館で必ず予告が流れて、セリフ覚えてしまうほど見たから絶対見ようと思っていたところに限定公開の本作を知り、見に行って来たら良い判断だった。

13歳から27歳までなのに、一生分の物語を見たような濃厚さ。ここまで盛りだくさんなのに2時間ないというのも驚き。

七月も安生の性格と人生の対比、いつの間にか反転していく流れもスムーズでバランスが良かった。どちらの物語も均等に描かれていて十分に共感できる。そして2人とも可愛くて飽きない!(見た目も対照的な魅力があってさらに良い)「少年の君」の映像を見てチョウ・ドンユイは14~15歳くらいかなと思っていたのだけど、20代後半だとは!

「少年の君」は力を入れてプロモーションされている印象だけど、その監督の過去作を公開前に上映するのはとても粋だと思う。相乗効果でさらに新作に期待がかかります。

七月みたいな、暦の名前は中国ではよくあるんだろうか?とっても可愛い名前でいいな~と思った。
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