ハンスウ

ソウルメイト/七月と安生のハンスウのレビュー・感想・評価

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)
3.3
まもなく韓国リメイク版が公開されるので観てみましたが、どうも乗れないものがあります……。女子2人の友情をやりたかったんだと思います。それで感動物語にしようってことだと思うんですけど、親友どうしがめちゃ楽しい時間を共有して過ごし、それからケンカして別れて再会して、っていうのを繰り返しつつ時が流れて行くんですよね。その間に男が1人入って三角関係になるっていうことがあったりして……という話でしたけど。これ、なんだろ、この小さな話に脚本家が5人もいるっていったいどういうことなんだろう?? 5人で脚本書いてうまくいったのか、またはうまくいかないから結果的に5人になってしまったのか? わたしはとてもうまくできてるとは思えなかった、というのが正直なところです。

過去と現在が行ったり来たりという、女子2人の親友同士が楽しかった時とこじれてしまった時を交互に見せるという構成をにしたかったんだと思いますけど、もうちょっと1本の筋が通ったおもしろいストーリーを描いていれば上手く行くと思うけど、過去の断片、現在の断片、みたいにつないでる感じなんですよね。小道具なんかも使って三角関係を描いてますけど、もうちょっと短い期間で描いて凝縮すれば良くなるような気もします。長い年月でいかに友情が変わっていくかってことなんだろうけど、それはちゃんとできてるとは思いませんでした。仲たがいの原因も観ていて乗れないものがあったしねぇ。女子二人組のお話は好きなので最後まで観ちゃいました。
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