きょん

ソウルメイト/七月と安生のきょんのレビュー・感想・評価

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)
4.0
「ソウルメイト」(韓国)に違和感を覚え、すぐ基作品を観てみた。

すごい作品でした。同じようでまるで同じではない。似て非なる作品だった。そしてとても胸が締めつけられる。

デレク・ツァン監督、「少年の君」で衝撃を受けましたが、その前にこの作品も作っていたのですね。チョウ・ドンユイとはこの作品からの繋がりだったのですね。そしてなんとエリック・ツァン(「インファナル・アフェア」でのあの存在感といったらΣ(゚д゚lll))の息子さんなんですね∑(゚Д゚)

安生(チョウ・ドンユイ)は大胆で繊細、七月(マー・スーチュン)は優等生だけど芯はとても強い、2人はほんとうに心からの友達だと、その絆を強く感じられた。もちろん家明(トビー・リー)の出現によって狂っていく2人の関係は韓国作品と同じだったが、そんな中での七月は決して控えめではなく、安生も決して天真爛漫、自由奔放でもなかった。それぞれの言動からの心持ちや、お互い思い合う気持ちの強さをしっかり感じられた。

安生の背景や、七月の両親など韓国作品では丁寧に表現されていたけれども、中国作品では2人の結びつきや関係性をより表現していた。好きな作品がまたひとつ増えました。
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