水際

ソウルメイト/七月と安生の水際のネタバレレビュー・内容・結末

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます


愛は決して優しくて暖かいだけのものじゃない、羨ましくて孤独でたまらなくなる時もある、自分の醜さに、愛する人の憎らしさに泣いていたあの瞬間を思い出した、強がりな人の方が弱くて、守ってあげなきゃと思っていた人ほど、ずっと遠くへ行ってしまったりする

反対に見える二人は、互いが互いの持っているものに惹かれていて、親友の方がずっと自分より優れて見えて苦しくなるシーンが中盤まで印象的で、終盤で徐々に、序盤で印象づけられていた二人の特性が反対になっていくのは「ソウルメイト」という題に裏づいていて話の構成、展開が巧みだった

最後、アンシェンがチーユエを物語の中で自由に生きられるように書いたのは紛れもなく愛で、またジアミンにも本当のことを伝えなかったのは、ジアミンとチーユエの両方を心から愛していたからだと分かるから泣ける
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