おもしろい。
台湾から沖縄・石垣島に移民したおばあちゃんの人生の話。
家族のホームビデオを繋ぎ合わせたような作品。移民の歴史が俯瞰して語られることは少なく極めて私的。
ただ、そんな中から、移民が受けた排他の苦しみや、彼の土地で生きる為に働いて来た移民の歴史を感じさせられる。
第三者的な目線で移民の歴史が語られるのを想像していたので意外でおもしろかったし、説明されて学ぶよりも、こんなふうに感じる方がリアルで貴重なものを体験できたように思った。
移民1世のおばあちゃんは台湾語を話せるけど、息子、娘たちは聞くことは出来ても話せない。それは何故か。姉妹の会話でその答えが分かるのだが、その内容に移民の人生を感じた。
エンドロールの歌がいい。