似ないように逃げてはいるが。
冒頭と途中の大気圏での飛行シーンだけでも映画館で観る価値がある。
だが、それ以上になにか思考しつづけられるかというと、特にない。
既存の優れた映像達に如何に似ないようにするか、苦心したんだろうなというのが端々に見て取れて、それは頭が下がるしすごいなーとも思うのだけれども、それが結果的には文化産業を肥大化させることに加担してしまうのではと思った。
逃げるだけだと、すぐに追いつかれる。逃げて広げた領土そのものを文化産業は自身の足がかりにするのだから。もし仮にゲリラ戦を挑むのなら、この方法ではない。
映画的な構造はララランド。自分の所有物からは逃げずに利用するって・・・。資本主義の論理そのまんま。
特に苛立ちもしないのだけど、なにも残らなかった。
映画とは別に、本当に人類は月に行ったのかに関わる陰謀論とか気になって調べてしまった。