人間は要らない記憶が捨てられていくようにできている中で 一瞬だったり 短い期間共にしただけの彼女のことを覚えているということは どこかしら彼女の自由に惹かれていたということなのではとおもう
嫌悪だったり 同情だったとしても
駅のホームにこれだけの若者の放浪者がいるとは
"楽して生きていきたいの"と呟いたモナに どんな過去があったのかしらと あの美しい死に顔をみておもった
教授やアスーンのやさしさがおおきいだけくるしくなる
女であるからという理由で あらゆることが立ち行かないのは やはりあってはいけないことだよな
非力を感じる瞬間 すべてが白黒になる