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嘘はフィクサーのはじまりのRのネタバレレビュー・内容・結末

嘘はフィクサーのはじまり(2016年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

自宅で。

2018年のアメリカ/イスラエルの作品。

監督は「フットノート」のヨセフ・シダー。

あらすじ

自称フィクサーのノーマン・オッペンハイマー(リチャード・ギア「ウィン・ハンドマン-俳優を育てる演技指導-」)は3年前に靴を買ってあげたことで知り合った若い政治家ミカ・エシェル(リオル・ルイ・アシュナージ「エンオペ空港の7日間」)がイスラエルの大統領になったことで劇的に変化していく。

良く観ているYouTubeチャンネル「シネマンション」であんこさんが紹介していて、気になって鑑賞。

うーん、よくわかんなかったです。

あらすじの通り「自称」フィクサーのリチャード・ギア演じるオッペンハイマーが口八丁で政治家と知り合って、その政治家がなんとイスラエルの大統領になってしまったことで巻き起こる騒動を描いているんだけど、まぁこのリチャード・ギアが胡散臭い笑!!

確かにリチャード・ギアってイケオジっちゃあイケオジだけど、なんか笑顔が嘘くさいよなぁ、そういう意味ではハマり役だった。

そんなリチャード・ギア演じるオッペンハイマーなんだけど、もうその口調も胡散臭い。「いい人を紹介するからさー」と持ち出して、なんだかんだその人の懐に飛び込んじゃう。ただ別に手法としてはそんなに上手くないところがミソで、それよりもとにかく諦めない!!一度奉仕すると決めたらとことんというところがちょっとサイコの匂いも…。

そんな感じで政治家のエシェルと関係性を築くことに成功するんだけど、彼の息子をハーバードに入れさせようと力添えしたことが原因でトラブルに…。

回り回って自分に火の粉が来て、みんなおおわらわな感じそれ自体はたちの悪いジョークって感じで軽快なテンポで展開していくんだけど、オッペンハイマーとしては良かれと思って行動した結果なだけあって、ラストの顛末はかなりかわいそう。

あと、話の内容が込み入りすぎててよくわかんない!

多分、渦中の外側の人間として登場するシャルロット・ゲンズブール(「ルクス・エテルナ 永遠の光」)がオッペンハイマーについてラストに言及するけど、みんなにいい顔してる奴って、結局誰もそいつのことをよく知らないことってあるよねってことが言いたかったってのはわかるんだけど、この作品自体はバットエンドとして観ていいのかな…。

あまり観ないタイプの作品だけあってとっつきにくさと後味の悪さで個人的にはイマイチでした。
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