度々名を聞く名選手の割に知っている事が少ないと思い鑑賞したが、なぜ彼が「フィールド・オブ・ドリームス」で呼んでもらえなかったのか、いかに表に出せない存在だったかがよく理解できた。まあ「偏屈」というワードから想像できる振る舞いをすべて兼ね備えた悪い意味での5ツールプレイヤー(笑)なのだが、一方でそういった虚勢を張っていないと自らを律することができない彼の闇も垣間見ることができた。まあ彼を面白おかしく取材した側の言い分がベースなのでどこまで本当かはわからないにせよ、一秒たりとも一緒の時間を過ごしたくない人間であることは確かかな...そう思わせてくれた点ではトミー・リー・ジョーンズのなりきり度は秀逸だった。