ジェルソミーナ

笑う男のジェルソミーナのレビュー・感想・評価

笑う男(1928年製作の映画)
4.0
もう素敵。
コンラートファイトの表現力に感服。

とにかく美しいし、悲しい。
コンラート・ファイト演じるグィンプレインと、メリー・フィルビン演じるデアとのシーンが本当に切ない。グィンプレインの哀しさが凄く伝わる。セリフ無しのサイレント映画であるにも関わらずこの表現力は、流石としか言いようがない。

そしてまた、美術のレベルの高さにも惹かれました。

この"笑ふ男"、原作だと確かバッドエンドでしたよね。(グィンプレインもデアも死んじゃうとか…)

この映画ではハッピーエンドなんだけれども、映像で観るとこのハッピーエンドな結末で良かったと思ってしまう。

またもう一回観たいぐらいに好きな作品です。