さすらい農場

笑う男のさすらい農場のレビュー・感想・評価

笑う男(1928年製作の映画)
4.1
ー こんな僕にも愛される資格があるのだ!ー

こんなジャケですが、これは怪奇映画ではなく
世にも数奇な物語。
(あらすじ)
17世紀イギリス、王の企てにより生まれてすぐに売られた子グウィンプレインは、犯罪組織コンプラチコの外科手術により消せない[笑い]を刻まれた。
…………
旅芸人一座に拾われた道化士【笑ふ男】
生まれつき全盲の女性デアとの純愛
喝采を浴びる【笑ふ男】
(観衆がどんな感情で笑ってるのか意味不明😓)
笑いを浮かべながら、悲しみを湛えた瞳は究極の顔芸
サイレント映画ならではの凄み

人は表面だけで判断できない
権力争いに他人を利用する王侯貴族こそ真の道化者

[ノートルダム・ド・パリ] [レ・ミゼラブル]の
ヴィクトル・ユーゴー原作

パンチの効いたビジュアルから[ジョーカー]のモデルとしても有名な映画
実際にジョーカー的なのは【笑ふ男】よりも、
邪悪な宮廷道化士 [バーキフェドロ] という人物
ワンちゃんが縦横無尽の大活躍!
その名はホモ( “人間” の意)
約100年前の感動大作でした☆