青山シアターのオンライン試写会にて。
前情報をあえて無しで観たので、ポップなラブコメだろうと単純なイメージを抱いていましたが、真にあるテーマはとても深いものでした。
とはいえ、それをユーモアを交えて描いているので重くはなっていませんし、その描き方のおかげで、生まれながらに宗教というものが生活の一部であった場合、その捉え方もやはり人それぞれなのだということ。そして、人種の異なるカップルは異文化という見えない壁が立ちはだかることも改めて考えさせられました。
エミリーとエミリーのご両親が人間的な魅力に溢れていて、個人的にこの家族がクメイルと絡むシーンがとても好きでした。
クメイルの家族も厳格な雰囲気もありつつ、ユニークで優しく、こちらも良い。
しかしクメイルが、ギャグは面白くない(何気ない会話の方が面白い)のに、そこでそのジョーク入れる！？っていうキツめのブラックジョークを入れるタイミングに勝手にヒヤヒヤしてしまったなぁ(笑)
あとルームメイトの彼は良い人だったけど、二人の友人が、どうにも良い人に見えなかったのが残念。
終盤の駆け足具合も少し残念でしたが、エンディングも良かったです。
ラブコメではありますが、ラブ=ファミリーも含む愛が大きなテーマのラブコメディでした。
