のふのふ

勝手にふるえてろののふのふのレビュー・感想・評価

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)
4.8
〝この恋、絶滅すべきでしょうか〟

わぉ!これは今年ベスト映画決定!!
いや〜おもしろかったです!
「500日のサマー」はベスト映画で、こういう妄想拗らせてる系映画は大好物です!


OLのヨシカは同期の「ニ」からの突然の告白に「人生で初めて告られた!」とテンションがあがるが、「ニ」との関係にいまいち乗り切れず、中学時代から同級生の「イチ」への思いもいまだに引きずり続けていた。一方的な脳内の片思いとリアルな恋愛の同時進行に、恋愛ド素人のヨシカは「私には彼氏が2人いる」と彼女なりに頭を悩ませていた。そんな中で「一目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこう」という奇妙な動機から、ありえない嘘をついて同窓会を計画。やがてヨシカとイチの再会の日が訪れるが……。





女性向け映画かと思ってましたが、
全然そんなことなかったです!
恋愛ものというよりは、人が日々感じる孤独感や他人との距離感のお話。

前半のコメディもおもしろかったですが、中盤のミュージカルシーンを境に一気に引き込まれました。



主人公は10年の片想いで
妄想の殻に閉じ籠ったまま、いびつな大人になってしまったヨシカ。
アンモナイトの化石との対比が印象的でしたね!



そんな拗らせてしまった主人公ヨシカを演じるのは松岡茉優さん。
大好きな俳優さんのひとりです!
今作では魅力炸裂でしたね!

〝ザッツビューティフルサンデぇだよぉぉぉ〜〜(ニッコニコ)〟

現実と妄想。
喜怒哀楽どの表情も素晴らしく
また一層虜になってしまいました!
あだ名やクイーンのくだりもおもしろかった!





そして、そんな彼女に恋する〝二〟。
前半ちょっと引いちゃうくらい強烈なキャラだったんですが、終盤すごくよかったです!
最後の付箋を使った濡れ場的な演出も印象に残りました







以上、「勝手にふるえてろ」!
透明人間のような孤独感。
不器用さ。
人との距離感。
鑑賞後に色々と考えてしまう映画でした。
〝人間ってこんなもん〟って台詞もグサリときた。

そして、結婚するなら松岡茉優さんですね!
(ここにも拗らせアンモナイト爆誕)
早くも今年ベスト級の映画です!
今日から近場の映画館でやっと公開になったんですが、流石に上映館もっと多くてもいいでしょ!!!
オススメです!
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