これはやられたな〜 ちょっと危ない妄想女子のリアルな世界を共有した気分になる！ この独特の世界観を主人公の腐女子ッぷりを絶妙なさじ加減で演じる松岡茉優も素晴らしいし、超うぜー勘違い男子をいい奴キャラにまで昇格させる難しい役柄を見事に演じ切った渡辺大知(本業ミュージシャン？！)の存在もすごく良い。現実世界と繋がろうとして、掃除のおばちゃんに話し掛けたものの、何の発展も生まれない展開にリアリティを感じたし、それは自分の自己満足だったと心情を吐露するシーンは胸の何処かがむず痒くなる。
言ってみれば恋愛映画のセオリー通りの展開だけど、この独特な世界観は癖になりそうだ。エンドロールで綿矢りさ原作だと分かった。先ずは彼女の小説でも読んでみよう！
