亡くなった家族の年金を黙ってずっともらっている話は、日本でよく聞くけども、もちろんアメリカでもあるんだな。とにかく暗い話。かなり追い詰められているのは話の状況から分かるけど、メインキャラが、ものすごーく悪い事しているんだという葛藤や罪悪感で苦しんでいる雰囲気でもない。強い人なのかもしれない。淡々としているというか…そういう映画のスタイルなのだろうか。じめっとしていないのが逆にこの内容を観やすくしているのかもしれない。こういう状況を想像したことがある人、身に迫るものがある人などは、心にズドンと来るだろう。映画自体は、インディ映画のあるあるをまとめたようなものだった。静か。台詞が少ない。スローモーション多様。音楽がほとんどない。音楽が出たと思ったら現代風のよく分からない音楽。
