Azmin

レディ・マクベスのAzminのレビュー・感想・評価

レディ・マクベス(2016年製作の映画)
3.5
実力派若手アクトレスであるピューちゃんの原点とも言える作品。

古典的な背景が似合うのはこの頃からで、排他的な屋敷に嫁ぎ愛情もない冷たい空気の中で爆発する、使用人との愛欲。

恐ろしいのはこのことを隠すことなく、相手も地位も自分のものにしようと企むところ。
それも堂々と。
こんな役、ハートもボディもド迫力なピューちゃんしか似合わないかも。

心底愛した使用人のセバスチャンとどうなるのか目が離せない中、後半からの展開はさらに恐ろしい。
ラストで思いもよらぬ流れになっても、全く動じないピューちゃん。これまた驚きの手で瞬時に切り返すところ、さすがでしたよー。
ホント、怖い人も良く似合う。

使用人のアンナが一番気の毒だったけど、この人、6年後に「I Wanna Dance With Somebody」でホイットニー・ヒューストンを演じることになるとはねぇ。

ピューちゃんの実力は若い時からしっかり根付いていたと確信できる一作です。
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