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メゾン・ド・ヒミコのrのレビュー・感想・評価

メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)
3.4
17年前の映画。性への表現が今と違って、こういう難しさのある映画に豪華なキャスト陣が揃っていて驚いた。サオリちゃんは初めから終わりまで素直で純粋な女の子だったと思う。目の前にある状況を受け入れられず、なんとも言えない膨れた表情が愛らしい。ふたりの顔のパーツの動きが初々しさを表していた。その周りのおじさんたちも個性的で細かな女性らしさの表現が上手かった。遊び心満載の映像もいつの間にか犬童監督の世界にハマってしまっていて、うまいように釣られていく。だけど静のシーンもしっかりあって目を離さずにはいられない。ジョゼに続いて鑑賞したが、他の映画にはない独特な、でも柔らかいその雰囲気が俳優陣にもよって作られている。不思議な感覚を残していく作品だ。
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