1958年銀座に卑弥呼と言うゲイバーがあり1985年初代ママが引退、その代りを務めたのが吉田照男、店は繁盛したが2000年に引退。その後ゲイ専門?の老人ホーム開設。
ある日、岸本と言う父親の恋人が沙織を訪ねてきて父親が癌と伝えられ老人ホームで働かないか?と言われる。
岸本春彦(オダギリジョー)→岸本建設の息子。自分がゲイである事を隠さないゲイ。ゲイへの偏見を許さない。卑弥呼を愛している。
卑弥呼、吉田照男(田中泯)→沙織の父。
吉田沙織(柴咲コウ)→卑弥呼の娘。塗装会社で働く地味なOL。借金があるのは母親が癌の時に沢山お金が必要だったから。
細川専務(西島秀俊)→既婚者なのに女好き。
半田→卑弥呼のパトロンでメゾンドヒミコにも支援している。
山崎→元サラリーマン。綺麗なドレスや洋服が好きなのに見た目男の自分には似合わないと思って普段から男性の恰好をしている。
ルビイ→(歌澤寅右衛門)無理して男として生きようとした事もあり息子も孫もいる。ピキピキピッキーが頭に残る。
政木→(柳沢真一)元教員。
ゲイ達の演技も良かったし、オダギリジョーがイメージと違って清潔感があった。シャツをインしててもカッコいいなぁと思いました。声も改めていい声と感じました。
柴咲コウは逆に少しふっくらして見えたしスッピンに近いメイクだったのであまり可愛く見えず。
全体的に濃厚なキスシーンがやたら多く西島秀俊が大好きなのにこの映画の役のせいなのか全然素敵に見えませんでした。
アホみたいな帽子をかぶって写ってる沙織のママの写真の謎。
中学生の男子は、こんなに考え方が幼いのかと思えた。幼いってのは残酷だ。しかし学び、反省し、成長するものなのだな。
山崎と沙織のコスプレ?してるシーンが楽しそうだった。
山崎をかばって謝れ謝れって言ってる所もゲイを理解してきたのかな?って感じがしてグッときた。
「触りたい所ないんでしょ?」人の心は簡単じゃないんだなぁ。体と心って部分を考えさせられましたね。
お盆と言えばおはぎとか茄子は牛、胡瓜は馬、お盆に帰ってくる魂の乗り物。子供の頃おばあちゃんの家の方はやってたなぁ。懐かしい。
「あなたが好きよ」や「羨ましかったよ、お前じゃなくて細川さんがよ」など印象に残るセリフが結構多い映画でもありますね。
終わり方も好きでした。