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サラブレッドのmのレビュー・感想・評価

サラブレッド(2017年製作の映画)
2.0
雰囲気だけの作品、といった感じ。
とくに可もなく不可もなく。

アニャ・テイラー=ジョイさん目当てで観たのだけど、オリヴィア・クックさんの美しさにやられてしまった。
丸い目が可愛い……。
ただ、この最近推されている2人だけでどうにか保たれた感じがする。

ヨルゴス・ランティモス監督作品を薄めて薄めて、どうにか作ったっぽい。
シリアスだったり淡々としていたりと似ているが、 はっきりしたブラックさは感じない。
演出・カメラワークなど似ているが、そのシンプルな中になにか光る・魅了されるものがなければただ淡白なだけ。
淡白であり、また小難しくなってしまうだけ。

アマンダ(オリヴィア・クックさん)は感情を持たない、と言っているが、イコールそれがサイコパスになるわけじゃない。
ただひたすら無表情な彼女に、設定として付け加えられただけの背景に同情は出来ない。

リリー(アニャ・テイラー=ジョイさん)もアマンダに触発されていくが、どう彼女の心情が変わったのか分からない。
父との仲が悪いのは分かった。
けど、ラストにそーなってしまった感情を教えて。

サイコパスはどちらか?
って感じの終わりだったけど、そういう作品ってもう既に出ているし、今作よりインパクトがあるものが多い気がする。

雰囲気映画。
と、脚フェチ映画。

ストーリー : ★★☆☆☆
映像 : ★★★☆☆
設定 : ★★☆☆☆
キャスト: ★★★☆☆
メッセージ性 : ☆☆☆☆☆
感情移入・共感 : ☆☆☆☆☆☆

cc/凶暴な友情
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