三日月

月と雷の三日月のネタバレレビュー・内容・結末

月と雷(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

先入観で、なんとなくとらえどころのない作品なのかなと思っていました

ラブシーンどうこうではなく、
冒頭の子どもたちの生き生きして&安心しきった顔と、その後の変化、そして終盤が作品のすべてのように感じました

根無し草な親子にかかわった泰子は、
彼女たちがたまたま曲がった道の先にあった家みたいなもので、
また二人とも、風のように吹き抜けていくことを選んだけれど、泰子もそれを受けいれた(というか最初からわかっていたのかもしれない)

縁側のシーン、端からみたら歪かもしれないけど4人は家族で、あの時泰子が感情をあらわにしたのは、家族だったからこそなのかなと思いました

直子が作ってくれるお料理もおいしそうで、妊娠にも目ざとくて笑、ふらふらしてる彼女になんとなく寄り添いたくなる人達の気持ちがわたしにもわかりました

風が吹き抜けていった後も、泰子は新しい命とともに、これからもあの家で生きていくのでしょうか
どうか番組で見つかったお母さんとか、妹さんが力になってあげて…田舎でワンオペ育児は大変やで、、などと現実的な事を思ったりなどしました
三日月

三日月