パットン

月と雷のパットンのネタバレレビュー・内容・結末

月と雷(2017年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

2020/8/31
現実にこういう人がいるのかいないのかわからないが、さすが角田光代だというストーリー展開。
疑似家族の話。でも決してパラサイトではなく、ふっと住み着いて揉め事になるまえにふっと消える。
ただ、家族以上の愛情はある。なぜなら、ラストに主人公と草刈民代が思い出をかわすシーンがあるが、実の父、母との思い出は一切ないし、草刈民代がでていくときに連れて行ってと泣いたこともわかる。
結局、おなかの子の父親である高良健吾はラストいなくなるが、主人公の微笑みが疑似家族そのものを認めたという事なんだと理解する。
だけど現実はそんなもんじゃないと思ってしまうのは、台無しかな