ユカリーヌ

月と雷のユカリーヌのレビュー・感想・評価

月と雷(2017年製作の映画)
3.3
【過去に観た映画】2017.10.16

原作は角田光代で、
根なし草のように男から男へと渡り歩く母親を草刈民代が演じる。
その息子は、女が切れたことがないが長続きしない
男を高良健吾が演じる。

母親と息子、父親と娘、
置き去りにされた女
置き去りにした女。
様々な関係性が時を経てからみあう。

状況にリアリティがなかったりするのにその感情はすごく浸透してくる。

何ももたず、深く交わらず
漂うように生きられたら、楽なのだろうか。

人は好きという思いだけで一緒にいるわけじゃないけど、好きだから一緒にいたい反面、
好きだから離れることもある。


浜田真理子の歌に「スプーン」というのがある。
この映画にもスプーンみたいに重なって眠るシーンがある。

背中から、抱きしめられることの安心感。
だけどその手は互いの下半身にのびていく。
なかなかエロいシーンもあった。
ユカリーヌ

ユカリーヌ