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月と雷のpokotanのレビュー・感想・評価

月と雷(2017年製作の映画)
1.5
こんなに登場人物の行動や発言に感情移入出来ない、理解出来ない映画も珍しかった。
意図的なのか、脚本が下手なのか、あるいは価値観が全く違って合わないのか。

まず主役の泰子。
結婚を間近に控えてるのに、突然やってきた元愛人の息子・智とすぐエッチする。「子供の時してくれたやつしたい」って言ってたけど、あの子供の年齢でエッチまでしなくても肌を重ねてたってどうなの?イケメンに育ってるし、智のことを好きだった気持ちが思い出して、揺れてんのかなと思いきや、婚約者との関係は続いてて、妊娠発覚したら、智に「これで結婚ポシャるかも」って未練残してて、結婚相手に犯されようとしたら極度の拒絶反応してんの。確かにあの状況は嫌だけど、ほんとなにがしたいの。。。
生理的に無理な相手だったら、結婚しようと思わないわけでしょ。結婚予定だったわけだから、肉体関係なくてもそれなりに好意はあったんじゃないの?

母親と直子に対してもよく分からない。何故実際の母親は忘れるぐらいで、再会しても何も感じてないのに、たった半年同居しただけの愛人の直子を求めてたのか。家族を壊した相手でしょ。何で会いに行くのか。何で勝手に家入ってカレーを作ってんの受け入れてんの?そして、住まわせてんの?義理の妹を泊まらせてんのも何か意味不明。


次に直子。
面倒を見てくれる男のところを住み着いて、ある程度住んだら面倒くさくなる前に家を出るそうだけど、若いときは出来てもオバサンになったら、そうそうどこの誰かも知らない女を置いておく男なんていないでしょ。石屋のおじいちゃんみたいな、誰からも相手にされなくなった人を狙ってたのかね。
草刈民代さん自体はお綺麗なんだけどね。
で、なんで泰子の家に、愛人してた家に戻ってきたのかも、いまいち理解不能。


母親の再婚先の妹。
再婚だったって初めて知ったって呑気に言ってたけど、急にそんな相手来たら嫌悪感あるでしょ。知らされてない姉が現れたことに興味があったんだろうけど、家を訪れて、そのまま住むのも何かなぁ。

話は面白くないけど、役者はまあまあ良かったから、おまけで☆1.5。
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