16歳の誕生日に父から貰った彼の写真集、ボウイ、ルーリード、イギーポップ、デビーハリー、ジョーンジェット、マドンナなど大物ミュージシャンたちの超有名なショットから、ロッキーホラーショー、時計じかけのオレンジ、ヘドゥィグ・アンド・アングリーインチなどの毒々しくて色っぽい映画スティルが沢山収められていてドキドキしながら見た記憶がある。
ドラッグに溺れて借金を抱え、NYを去った後の暗黒時代は聞いてるだけでも辛い。70年代がキャリア最盛期だったと自他共に認めざるを得ない環境に常にいながら、なおも写真を撮り続ける道を選んだ彼は、脆く見えて強い人なんだと思う。
映画のラストを締め括る近年のシューティング場面の映像にはジャネルモネイやファザージョンミスティ、そして年老いたボウイが登場して胸熱！自分はglamな世界観が好きなんだと気づけた、切なくも終始興奮させられる自伝的ドキュメンタリーでした。
