ルーク大佐

ヒットマン:インポッシブルのルーク大佐のレビュー・感想・評価

3.9
「車いすの殺し屋」という設定がいかにもアニメチックであり、現実にはありえない夢話である。障がい者3人がメインキャストなので重い話になりがちだが、それぞれが軽口をたたき、皮肉を吐き、ユーモアをもっているため、慣れてくると笑えてくる。

ハンガリーの土地柄が持つ地味さもいいのだが、スペインやメキシコあたりを舞台にトコトン明るくノリがよく、色調もカラフルなバージョンでリメイクしてほしいな、と思った。

C-3POとR2-D2と評するシーンが出てくるが、もしかしたらあの組み合わせはロボット2体がネタ元なのかもね。

オープニングとエンディングのイラストがハードボイルド調でかっこいいが、これも重要な伏線だった。うまい。最後のどんでん返しにはスッキリした。メジャーな役者と配給元ならば、もっとウケる話がつくれそう。
隠れた良作だ。
ルーク大佐

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