プリンス

ヒットマン:インポッシブルのプリンスのレビュー・感想・評価

3.7
お正月のくだらないテレビの見過ぎで、著しくIQが低下中であります。わたくしが歳のせいなのか、よくテレビに出ている人達の顔が全く見分けがつかない上に、お笑い番組も全然笑えません。参拝客が居なくるのを待って、コッソリ靖國神社にカレンダーを買いに行く以外は寝たきり正月でございます。
さて、仕方なく観た映画ですから、忘れないうちに簡単にレビュー致します。

ヒットマン・インポッシブル

サブカルでオシャレなわたくしにピッタリ。遂にハンガリー映画でございます。
各方面からのクレームが怖いですからね、やんわりと書きます。
結構本格的な障害者(モノホン)の若者二人組が、ひょんなことから知り合った車椅子の殺し屋の仕事を手伝って行くとゆうお話。名前は聞いた事無い響きばかりで、全て忘れました。
とにかくハンガリー映画ですから空は寒空、鉛色ですし、演出も色々とモッサリしてる訳です。
車椅子の殺し屋?いやいや、コレもなんだか汚らしくて人相の悪いボサボサのオッサンですから。カッコなんかイイ訳ないですよ。
わたくしはね、クソ気取った豪華で綺麗なもんは全部嘘だと思ってますから。こーゆうリアリティには一目置く訳ですよ。
マフィアから仕事を受けて、敵対するマフィアを仕留めに行く訳ですよ。ビルの屋上から狙撃したり毒盛ったり、そんなケチな真似は致しません。屋上行けないし、コッソリ行動出来ませんから!
代理人として伝言を伝えに来たと、堂々と正面から行くしかない訳ですよ。車椅子で、スボンの裾からションベンのホース出てる汚いおっさんですから小馬鹿にされまくりで、敵も油断するっつうモンです。刺されても、どうせ麻痺してっからヘーキヘーキ!
失うものが無いっつうのは、恐るべきパワーの源でございます。
パラリンピック並みの上半分の馬力と瞬発力、強い!強い!
そして、古くから想いを寄せる女性に想いのたけを打ち明けようとするシーン。障害者と売春婦の手助けに、泣けてくるわけです。苦労の甲斐無く、あっさり振られた上に結婚式に呼ばれたりなんかして、、。おい、このクソアマ!バカにすんじゃねえ!!殺しちまえ!!あ、失礼。
そしてこの二人の少年と変な信頼関係で結ばれて行くとゆう、ハートフルな話もあったりして。
二人を仲間に入れた事によって、雇い主のマフィアに命を狙われる羽目になるのですが、ここで日頃のリハビリの成果が!!
ぬおおおおーーっ!!
何しろ障害者ですから、普通に立つだけでまあ大変。
とにかく、普通に坂道や階段は行けないし、電動車椅子も充電切れたら立ち往生するしと、いちいちモタモタしてるもんだから、何事も全然進まない。なりふり構わずジリジリと這いつくばってのアクションですからね。
阪神府付い、、おい!なんだこの変換!!あ、失礼。
半身不随でも、みんな死ぬ気で生きてる訳で、やっぱり男の友情てヤツはいいよね。
しかしですよ、こんな障害者がマフィアを殺しまくるなんて、都合のいい話ある??
ここで、なるほど。カメラを止めるなもビックリなタネあかし!!
知らんけど!!
まあ、ちょっとしたイイ話でまとめてくれました。
とは言え、性格の悪いわたくしにとっては、やはり少々オシャレなのが、どうしても気に入りませんが、及第点とゆう事で。
せっかくのお正月、もう少し明るい映画がを観た方が良いと思われます。
自己責任でどうぞ。

ハッピーニューイヤー!
ロックンロール!
プリンス

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