LEONkei

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のLEONkeiのレビュー・感想・評価

1.5
あらゆるマスメディアの〈報道の自由〉を権力の名の下に抑圧する事は許されざる行為だが、更に問題なのが〈報道しない自由〉で見て見ぬふりするマスメディアも偽善。

ワシントンポストやニューヨークタイムズが本来の新聞の使命を敢行しただけのはずが、実際にはそうはなっていなかった新聞社の堕落が国家の隠蔽を野放しして来たとも言える。

図らずもこれが中国だったら大変で香港最大の新聞〈アップルデイリー(リンゴ日報)〉が先月末、中共に強制廃刊に追い込まれ共産国家には〈報道の自由〉が無いどころか抹殺されてしまう。

2021年7月1日中国共産党創立100周年を迎えたが共産主義は名ばかりで、粛清・大虐殺・民族浄化の歴史は現在進行形の蛮行を繰り返す覇権主義国家。

ヒトラー、スターリンをも超える人類史上最大の大量殺戮を犯した毛沢東を前に、習近平は『我々は必ず赤い血統を引き継いで行かねばならない』と言い放つから恐ろしい。


この映画が報道の使命を問う内容そのものは良いが、描き方が'80年代風な古臭ささと大雑把さを感じ映画としての面白さに欠ける。

知っている実話ものは結末が分かっているだけに難しい..★,
LEONkei

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