バンバンビガロ

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のバンバンビガロのレビュー・感想・評価

4.2
「報道の自由」という普遍的で重要なテーマを史実に基づきながらも高度なエンターテイメントに落とし込んでいく手際が非常にうまい。
この映画の肝はメリル・ストリープ演じるキャサリンが一つの重大な”決断”を下すという所に尽きると思うのだが、その一つの”決断”を過程を含めて描き、観ているものにコミットさせるかというのが映画の技術であり、この映画はまるで自分たちが重大な何かに立ち向かったような気分にさせてくれるのである。
後のウォーターゲート事件につながることを示唆するエンディングもうまい、ずるい、みたいな感想が出てくるくらい見事で掌の上で転がされた感じがある。
バンバンビガロ

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