ゲイリー冨久津

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のゲイリー冨久津のレビュー・感想・評価

4.5
巨匠スティーブン・スピルバーグ監督のもとで、メリル・ストリープとトム・ハンクスという2大オスカー俳優が初共演を果たした社会派ドラマ。

ワシントン・ポスト社が舞台。
スクープ記事出すか出さないか!
出したら会社潰れるかも!
政府にも睨まれる!
社内も意見真っ二つ!
さぁ、どうする?な映画。

主役2人は流石の演技!
メリル・ストリープは期待されてない社長令嬢からワシントン・ポスト社主として大きな決断をするまでの変化を見事に演じている。

トム・ハンクスはコメディからシリアスまで頑固な隣人から艦長、機長、編集長など、何を演じても凄い。

締め切り間近、編集長宅で資料を複数人で整理、確認している横で、出すか出さないの議論を上層部がしている場面をノーカット?で各部屋をぐるぐる周りながら見せてしまう。
スピルバーグが凄いのか?ヤヌス・カミンスキーが凄いのか?

輪転機が文字型からの印刷からの配達まで
の淡々とした映像でブチ上がる!

『大統領の陰謀』を続けて観たくなるエンディングもさすが!

これを短期間で撮ってしまう凄さ。
同年にもう一本撮っている凄さ。

スピルバーグ凄い!
ゲイリー冨久津

ゲイリー冨久津