marie

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のmarieのレビュー・感想・評価

3.8
「報道が仕えるべきは統治者でなく国民だ」下手したら逮捕の危険も顧みず、真実の報道に力を尽くすポスト陣見てたら、今の日本の色々なこと考えると日本メディアへの失望が深まる。作中の「報道する自由」が日本じゃ真逆の意味。
メリルストリープのキャサリン嬢の成長が物語に深みを与えていると思う。当時主要な新聞社で初の女性発行者になった人のようで、あの時代男社会で軽んじられて、自信を持てず揺らいでいる姿は共感するし勇気付けられる。
前半はややゆっくりな気がしたけど、終盤は勢いあってよかった。フィルムの質感やフォントやファッションが時代を感じられてよかった。
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