EmmA

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のEmmAのレビュー・感想・評価

4.1
会社の経営か?報道の自由か?
株式上場のプレッシャーと新聞社として
どうあるべきかの狭間で揺れる
メリル・ストリープ演じるキャサリン

一方、ベトナム戦争に関する機密文書を
ライバル紙NYタイムズにすっぱ抜かれ
後追い記事を出したいトム・ハンクス
演じるべン・ブラッドリー

対立するような2人では無いけれど
バディでも無い2人それぞれの葛藤が
スリリングに展開されて
さすがスピルバーグだなぁと引き込まれた

ワシントン・ポストというだけあって
ホワイトハウスは近しい存在であり
国防長官も友人の1人というキャサリンが
どんな決断を下すのかが見所な訳だけれど
ちゃんと国民の側を向いてくれて良かった

ベトナム戦争でどれだけの命が失われたか!
を考えると黙ってはいられないだろう
報道機関としての正義が示されるのは当然
でも政府の圧力に屈しかねない状況でもあり
会社の存続を思えば・・・となるのもわかる

最高裁までのスピードの速さはビックリ
ライバル紙たちの団結は胸が熱くなる
そしてウォーターゲート事件へ・・・
という流れも流石です
EmmA

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