Kellie

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のKellieのレビュー・感想・評価

4.2
輪転機が回る。新聞が刷られ始める。毎日同じに見える光景。しかし、1971年の6月18日。その日は違った。輪転機が回り始めるまでに下された重い重い決断があった。個人的には頼りないメリルストリープなんて見たこと無くて、序盤は期待を裏切られた?ような気持ちだったけど、そんな心配は無用だった。自分の家族、支援してくれる人たち、従業員の生活。守りたいものたちに押し潰されそうにならながら、絶対に間違えられない選択をしなくちゃならない時。結局決めるのは自分しかいなくて、何に従えばいいかなんて、誰にもわからない。だけど一つ、言えるのは、自分が育ってきた環境、その中で心から好きだと言えるものに従うこと。完璧じゃなくても最高を目指すこと。失ってしまうかもしれない恐怖を抱きしめて、事実を見つめて前に進むことだ。

この話をちゃんと映画にしたスピルバーグが凄すぎて、かっこよ過ぎて、スピルバーグになりたいと思った。(なれるかよ、馬鹿。)でも"ノーラエフロンに捧ぐ"価値ありすぎ!
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