夏色ジーン

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書の夏色ジーンのレビュー・感想・評価

4.0
感想川柳「報道は 権力見張り 民に仕え」

レンタル店でパッケージ借りでした。。φ(..)

リチャード・ニクソン大統領政権下の71年、ベトナム戦争を分析・記録した国防省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在をニューヨーク・タイムズがスクープし、政府の欺瞞が明らかにされる。ライバル紙でもあるワシントン・ポスト紙は、亡き夫に代わり発行人・社主に就任していた女性キャサリン・グラハムのもと、編集主幹のベン・ブラッドリーらが文書の入手に奔走。なんとか文書を手に入れることに成功するが、ニクソン政権は記事を書いたニューヨーク・タイムズの差し止めを要求。新たに記事を掲載すれば、ワシントン・ポストも同じ目にあうことが危惧された。記事の掲載を巡り会社の経営陣とブラッドリーら記者たちの意見は対立し、キャサリンは経営か報道の自由かの間で難しい判断を迫られる…というお話。


監督スティーヴン・スピルバーグ、主演トム・ハンクス、メリル・ストリープというメンツだけ見たらスルーしたくなりますが(笑)(;゜∀゜)描いてるのがニクソン大統領時代の『ペンタゴン・ペーパーズ』についてなら、その後の『ウォーターゲート事件』の前の出来事だし、『ザ・シークレットマン』も観たのでついでに。


これ見て思うのは『国民に知られたらマズイ最高機密』って何?(|| ゜Д゜)ケネディ暗殺の真相も明らかになるのは2039年って話だけど、どういうこと?(/´△`\)もう当事者は生きてないからってことでしょ。

まぁホワイトハウスで最高機密文書を少しずつコピーしたことは犯罪かもしれないし、それを広めることも犯罪かもしれない。(・・;)

でもそれが『国にとって都合が悪いこと』で国民に糾弾されてもしょうがないことだったらどうなんだろ?(;´_ゝ`)

都合の悪い書類は全部破棄する官僚と、政府に不利な判決はほぼ出さない最高裁がある日本ならどうなったんだろ?( ̄▽ ̄;)内閣人事局に特定秘密保護法に共謀罪もできたよ。( ・ε・)現アメリカ大統領も自分に都合の悪いマスコミはウソつき呼ばわりだけどもf(^_^;

自分の生活はおろか、新聞社、社員全てを背負ったキャサリンの決断は重い。(-。-;)今は『コンプライアンス』だのなんだので、がんじがらめなんだろな。


権力の太鼓持ちと化した報道ほど醜いものはないですな。(ー。ー#)ウソをばらまくフェイクニュースも同様。

ラストのあれはニクソンの肉声かな?(;゜∀゜)なかなか味な終わりかたしますな。

気になるセリフ
『理論的には賛成だ』『権力は見張らなければならない』『政府の顔色を見ろと言うなら、ポストはもう終わりだ』『報道の自由を守るのは報道しかない』『報道が仕えるべきは国民だ。統治者ではない』『説教する女は後ろ足だけで歩く犬と同じで上手く歩けない。もし歩けるなら驚きである』


んでまず(^_^)/~~