たろさ

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のたろさのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

1971年、ベトナム戦争を分析、報告した「ペンタゴン・ペーパーズ」がニューヨーク・ポストによってスクープされた。ニューヨーク・ポストのライバル紙であるワシントン・ポストの発行人キャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)と編集主幹ベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)は「ペンタゴン・ペーパーズ」の全容を入手しようと奔走する。


ひたすら室内劇と会話劇なのでちょっと飽きてしまう。ただ、緊張感があってよかったし、ラストがウォーターゲート事件につながるのもいい。1976年の映画「大統領の陰謀」はウォーターゲート事件を追うワシントン・ポストの記者を描いた映画。続けて観るのもいいかも。

テーマは報道の自由、そして女性の社会進出。最初のテーマは上手く描けていたが、後者はいまいち。物語後半で突然、メリル・ストリープが長い一人語りを始めて心情をペラペラ話すという解決はどうにも雑だった。もうちょっとうまいやり方があったと思う。
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