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蜘蛛の巣を払う女のkazu1961のレビュー・感想・評価

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)
3.8
「蜘蛛の巣を払う女」
原題「The Girl in the Spider's Web」
2019/1/11 公開 イギリス・ドイツ・スウェーデン・カナダ・アメリカ合作作品 2019-013

原作では第4作目の映画化ですね。2011年公開のハリウッド映画『ドラゴン・タトゥーの女』の続編という位置付けですが、原作の第1作から3作目は原作者の祖国スウェーデンを中心にデンマーク、ドイツと合作した映画「ミレニアム」シリーズ3部作として製作されたのでストーリーとしてはこちらの続きですね。
前作、リウッド映画『ドラゴン・タトゥーの女』は監督はミステリーの名手デヴィッド・フィンチャーが務め、「007」シリーズのダニエル・クレイグと共演したルーニー・マーラの出世作となった一本としても有名です。
本作では、前作で監督を務めたデヴィッド・フィンチャーは製作総指揮にまわり、『死霊のはらわた』(2013)や『ドント・ブリーズ』(2016)などのホラー映画で成功を収めたフェデ・アルバレスがメガホンをとりました。新生リスベットはゴールデングローブ賞受賞のクレア・フォイ、人間的に成長したリズベットを演じるべく選ばれたようです。また、ミカエル役には新たに北欧イケメン俳優 スヴェリル・グドナソンを起用しています。
キャスティングの妙味か、今までとは違った世界観に出来上がっています。本作は、これまでのシリーズではあまり見ることのなかったアクションシーンがふんだんに盛り込まれています。そしてリスベット役のフォイも、今回のために筋力トレーニングや長距離走などで身体を鍛えたそうですね。フォイのトレーニングの成果、アクションシーンの出来栄えもなかなか良いです。
でもやっぱり、リスベットはノオミ・ラパス なんですよね。。。
ストーリー展開もテンポが良く、謎に満ちたリスベットの過去が明らかになり、スリリングな展開が見もの。ラスト付近のリスベットと妹が対峙するシーンはぐっと引き込まれました!!

世界的ベストセラーのミステリー小説「ミレニアム」シリーズの第4作を映画化。デビッド・フィンチャー監督&ルーニー・マーラ主演でシリーズ第1作を映画化した「ドラゴン・タトゥーの女」に続く物語となり、主人公のリスベット役をテレビドラマ「ザ・クラウン」や映画「ファースト・マン」などで活躍するクレア・フォイが演じ、監督を「ドント・ブリーズ」で注目されたフェデ・アルバレスが務めるなど、メインスタッフ&キャストは新たな顔ぶれに。前作を手がけたフィンチャーは製作総指揮に名を連ねている。
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