先に言うけど、つまんないよ、これ。
比較的ストーリーあるのと、カメラワークが素敵でなんか最後まで魅せる。古い家で日差しが差し込む時に相手を見るとこんなふうに綺麗なんだよなぁ、が映像になってる。途中の音楽もいい。全体として、好き。つまんないけど。
転職した直後ってこういう「は、この先輩もどき何言ってんだ」「お前、役職なのに馬鹿か?」「説明の順序、逆じゃねーかよ…」ってとこをグイグイ(もしくは諦め・退職)自分の力で進んでいかないといけないから、ジャック・リヴェットはそういう人生のシットを先回りして映画にしたんだと思う。
「え、この部屋で弁当食っちゃいけないんですか?(サックスの音、ぷわ〜ん)」
「え、口頭説明のみで資料ないんですか?(ベースの音、ぶぅ〜ん)」
おっと、前職を思い出しちまった。
人生がメリー・ゴー・ラウンド。
ジョー・ダレッサンドロっていつもこういう役だよねぇ。フランス人が思う、なんかイケメンの空っぽアメリカ人のイメージなんだろうなぁと思ったり。