たらこパスタ

メリー・ゴー・ラウンドのたらこパスタのレビュー・感想・評価

メリー・ゴー・ラウンド(1981年製作の映画)
4.5
面白かった!!!!!!

場所が変わるとその度に冒険が始まる感じ、超好き!!その冒険の中での独自ルールというか謎の規則に支配されてる出来事、ワクワクが止まらない!

ストーリーの中でも突然場所が変わり、それと同じくらいの突然度合いで登場人物の観るイメージが付加されるので、登場人物のみる主観/イメージと登場人物たちの巻き込まれている物語の状況の境目が存在しない気がしてきました。
そういえば、幼いころ裏道や入ったことのない閉鎖性の高い空間はどこでも冒険の対象だったし、そのなかで通用するルールやコンセプト、設定を決めて遊ぶのが好きだったのですが、その時の現実(想像がくっついてない状態)と想像の世界を頭では区別できているが感覚的に違いがピンとこない感じ(イメージの世界が嘘であるとは全く到底思えない)と非常に似ているなと感じる映画でした。
ある空間でその都度沸き起こるイメージの世界とイメージを上乗せしてないその空間での世界の違いを認識するという点も、劇伴演奏者のおふたりが挟まれることで観客であることへの認識が自然と強まって類似しているように感じました!

以上のことから、展開や設定が流動(激流)的かつ即興的な印象を受けるのに、脈絡のなさを感じずに懐かしくてワクワクする気持ちが終始続いていました!

↑について、人物の設定が目まぐるしく与えられたり役割が固定されておらず環境に応じて相対的に決まったりしているように思ったのですが一貫性の薄さが日常生活と同じくらいでめちゃくちゃ共感しました

観た後、日常での冒険につながる糸口をいつもよりたくさん見つけられそうな気がした!
たらこパスタ

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