とんでもない作品見ちゃった感、、シェアハウスをしている男女というシンプルで登場人物も限定された設定に出し抜かれた気がする。
なんとなく仲良くなあなあで過ごしているけれど結局上辺の付き合いで、お互いのことなんか「知らないよそんなの」っていざとなったら出てくるぐらいの曇った関係。居心地がいいからそうしていたけど、だんだんストーリーが進んでいくと歪みやズレが徐々に現れていく。ラストがあんまりにも衝撃的で声出なくなるこれ、、
今はコロナが蔓延していて、マスクをしているからこそお互いの気持ちが伝わりにくくなっているのは目に見えて分かるけれど、この作品はなんていうか今で例えるとただアクリル板越しでご飯を食べていても息苦しく感じるみたいな。割と自由なはずなんだけどそこに「不自由を感じる自分」を持ち寄ってしまうとより見えなかったものが見えてしまうような、そんな雰囲気。シンプルな演技と間合いのやりとりがすべて伏線のようなものだったのに「気づかなかった」ということが見てる側として一番怖くなる、、
