母校(男子校)の文化祭のフィナーレと、飯よこせコールからの乱痴気騒ぎがほぼ同じノリだったのでなんか笑い過ぎて泣きそうになった。どこを切り取っても絵になる、暑苦しくて男臭いお祭りそのもの。
何が最高って、散々刑務官ボコボコにした挙句配膳室でおじさん達が炊き出しする流れ。田中邦衛が大事にしていた子豚までせっせと調理台に運んでくるし、揃ってもしゃもしゃ食べてる様子がなんか愛おしくさえ感じる。
このシリーズの何が好きか考えみたら、抑圧から解放されて真っ先に欲望を満たすところと、賢くないところ。よその脱獄映画にあるような緻密な計画は皆無で、力技でぐいぐい押してくる。昭和の東映映画の勢いを真空パックしたような素敵な映画でした。