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ラプラスの魔女のchihakenのネタバレレビュー・内容・結末

ラプラスの魔女(2018年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

【作品概要】
2018年に公開されたミステリー映画です。監督は三池崇史さんです。
東野圭吾さん著作の小説が原作となっています。小説では登場人物の目線を並行してストーリーが進んでいきますが、映画では青江修介を主人公にして進んでいきます。それに伴い、原作から乖離している内容もあります。興行収入は14億円を突破しており、東野圭吾ワールドとしてヒットしました。

【感想】
本作品はラプラスという数学の知識を題材にした作品になっており、少し難しい部分もあると思いますが、絶妙に構成されたストーリーになっていると思います。本当に数式で予想できたら、今の天気予報はさらに高度なものになるかもしれませんね。ただこれはノンフィクションでも可能なものなので、将来に期待できると思いました。東野圭吾先生が作り出す独特なミステリー作品となっていますので、気になった方はぜひご覧ください。

【あらすじ】
映像プロデューサーの水城義郎が赤熊温泉で硫化水素のガス中毒で死亡した。死亡した水城義郎の母親である水城ミヨシは3か月ほど前に警察の中岡祐二に相談していた。気になった中岡は水城ミヨシに連絡を取ってみたが、息子の死を受けて自殺していることを知った。中岡は調査を進めていく上で、水城義郎の新妻である水城千佐都が事件に関わっていると睨み始める。中岡は赤熊温泉の事故調査を行った大学教授の青江修介に事件の可能性について問い合わせたが、屋外で中華水素ガス中毒にするのは不可能だと断言した。青江自身も何か方法はないのか懸命に調査を進めることにした。ある日、苫手温泉で役者の那須野五郎が硫化水素ガス中毒で死亡する事故が発生した。新聞記者の内川に依頼され青江は苫手温泉の調査も行うことに。そこには赤熊温泉にもいた若い女性の羽原円華がおり、円華が
予想したことが現実になる奇妙な力を目の当たりにした。青江が調査を進めていると、映画監督の甘粕才生が硫化水素ガス中毒で作品を製作しようとしているのをブログで発見した。中岡は甘粕才生の調査を行ったが、ブログの内容は嘘ばかりで、甘粕一家は家族崩壊していたことが判明した。甘粕才生は映画の内容をフィクション内容にして理想の家族を作り上げるために、実の息子である甘粕謙人を硫化水素ガス中毒で植物状態にした。甘粕謙人を助けるべく、病院で仲良くしていた円華の父親である羽原全太朗により、植物状態から回復させることができた。しかし甘粕謙人は脳手術により、ラプラスの悪魔という驚異的な能力を備えてしまい、父親を殺そうとしていた。青江はその話を円華から聞き出し、円華は甘粕謙人の殺人を止めるために駆け回っていた。果たして犯人は誰なのか。甘粕謙人の犯行を阻止することができるのか。

【出演者】
・櫻井翔
・広瀬すず
・福士蒼汰
・志田未来
・佐藤江梨子
・TAO
・玉木宏
・高嶋政伸
・檀れい
・リリー フランキー
・豊川悦司
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