監督の舞台挨拶付き上映回にて。
ワクワクさせてくれるオープニング。
なかなか癖が強いので拍子抜けして置いてきぼりになってしまう人もいるかもしれないけど、観たことのない演出が多く楽しめた。
言語は英語で進むものの話の流れや不穏感からはフランス文学を読んだ時の印象が思い出された。
主演の2人は勿論のこと、指揮者役のサイモン・ヘルバーグの爪痕を残すような演技も良かった。
メイル兄弟の念願の映画が世に出て見届けることが出来て嬉しい。
この作品のために80曲くらい書いて、40曲くらい使用したとのこと。
監督はオーディション形式で配役決めるのが好きじゃないというのもなんとなく納得。撮ってみたいかどうかという感覚を大事にされているようだった。
パンフレットを読んだらまた見返したい箇所が出てきたし、色々と考察しがいのある映画。
24/2022