監督 レオス・カラックス(ポンヌフの恋人)
カラックスの頭の中は、どうなってんだろ?
ミュージカルって言ってもブッとびすぎなんだ。だって、クンニされながら女が歌いだすミュージカルなんて、今までないよね。ウエストサイドストーリーもビックリだわ。
アダム・ドライヴァーが、DVのスタンドアップコメディアンを演じるんだけど、まさに嫌な感じのキャラクターを怪演。
産まれてきた赤ん坊は人形だし、どっからが夢で、どこまでが現実なのか、頭の中でぐるぐる回ってよく理解できないままストーリーが進んじゃうとこもあるんだけど、そういう映像体験をする映画として観るのをオススメするよ。
オープニングで、息すらとめて観ろとか、エンディングで、観客に語りかけてくるとことか、なんか好き。