ぐり

アネットのぐりのレビュー・感想・評価

アネット(2021年製作の映画)
4.2
カラックスの世界に引き込まれた。
映像と音楽と肉体の美しさ。

アダム・ドライバーと、若かりしドニ・ラヴァンが重なった。

強くてしなやかな肉体。
コメディと危うさ。

相手を深く愛し求めていたのに、深く愛されることから逃げたくなる。

そして深淵を覗いてしまう。

あなたは誰も愛せない。

これが、カラックスがアネットに言わせたかった、アネットに言われたかった言葉なのか。

カラックスから見えている世界を垣間見る。

オープニングからエンドロールまで、『映画』というものの素晴らしさを感じる。
ゴダールを彷彿とさせた。
ぐり

ぐり