「ポンヌフの恋人」などで有名なレオス·カラックス監督の新作でした。
ロックオペラということで、カラックス監督が撮るとどんな感じなのかなぁと楽しみにしていましたが、冒頭のスタッフ全員で町を凱旋する感じから衝撃でした笑
内容的には、売れている女優と売れないコメディアンの夫婦の話で、ちょっと「スター誕生」的な雰囲気でしたが、人形の娘が独特の世界観を演出していて、あれはあれで面白いなぁと。
父の呪縛から解かれて、親に対する思いをぶつける瞬間にアネットが操り人形から人間になるところとか、演出が上手いなぁと思いました。
大嵐の中、船上で踊るシーンなど、カラックス監督流のド派手な演出もありましたが、個人的にはポンヌフの花火とかのシーンと比べるとちょっと今一つかなぁと。
10年に一本くらいの寡作な監督なので、新作が出る度に話題になりますが、個人的にはまだポンヌフを超えるものは見ていないという感じです。