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メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニーのSAVのネタバレレビュー・内容・結末

2.9

このレビューはネタバレを含みます

【自分用メモ】※長いので読まなくていいです

言わずと知れたメタルドキュメンタリーの決定版!
って書こうとしたら、マークもクリップも二桁で、アレ?ってなりましたが、一応学者先生のフィールドワークからなるキチンとしたドキュメンタリーです。
流石に客観的な視点が多く、熱狂的なファンやクセのある評論家が主観を押し出して作るとこうはいかないでしょう。

仕事柄、音楽書籍や音楽ドキュメンタリーを観る機会が多いのですが、そのほとんどがハイコンテクストな評論やナウオンメディアのDVDによくある、予備知識がかなり必要とされるディープな物です。
でもこれは初心者にも分かりやすくまとめられているいい作品だと思います。
その分、ほとんど知ってるコトしか出てこなくて物足りなさはありました。
メタルに少し興味がある、もしくはメタルに関する物は抑えておきたい、という人には大変オススメです。

※ここからは個人的な意見です
今まであまり気が進まなくて後回しにしていたのですが、パンク好きとメタル好きの違いをスッキリさせておきたくて頑張って観てみました。
僕が中学生の時、ほぼ同時にパンクとメタルに出会いましたが、それはもう直感的にパンクを選びました。
もちろんメタルも好きですし偉大な文化だと思うんだけど、何か物足りない。尊重はできるしメタル好きと友人にもなれるけど、どうも強くハマれない。自分のモノと思えないんです。かなり好きなんだけど。

逆にメタル好きがパンクを毛嫌いするのを見てウンザリさせられることが多くてずっとモヤモヤしていました。何故なんだろう、フェアじゃないよなぁと。

それで、自分はメタル信奉者だと自己暗示をかけて、かなり好意的な視点でこの作品を観てみたら謎がうっすら解けました。キーワードとなるアウトサイダー、団結、音楽に救われる、などに彩られたメタルの楽園は確かにありました。とても素晴らしい世界だと思います。
でもゲイっぽいから僕は無理です。ありがとうございました。
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