もも

善惡の刃のもものレビュー・感想・評価

善惡の刃(2016年製作の映画)
4.3
実話のため、それを考えると重いけども、ただ暗いだけではなくすごく物語に引き込まれた。

15歳の少年が人生の10年という時間を刑務所で過ごさなければいけなかったという事実。なんのために法があるのか?と思わずにはいられなかった。お金がある人を守るための法律なのか?色々と考えさせられた。

弁護を始めたきっかけも最初は不純だったけども、真相が見え始めると1人の人間として弁護士も立ち向かう。

ヒョヌって、15歳の頃もやんちゃだけどいい子なんですよ。お母さん思いの根はとてもいい子。それが刑務所から出た後はかなり荒れてしまっている。でも、彼がいい子であることを弁護士はちゃんとわかってるんです。最後の、「君は人を殺せない」で人も世の中もなにもかも信じられなかったヒョヌはすごく救われたんじゃないかな。

2016年に実際に再審が行われて、ほんの数年前のお話。こんなことがあっていけない世の中だと思いました。

主演2人の演技、とてもよかった。
ハヌルくんは、闇を抱えた人間臭い役がとてもうまい。
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