このレビューはネタバレを含みます
夢オチかよっていうのと分かるような分からないようなことをグダグダ喋ってる会話劇が苦手っていうのと相変わらずの謎のズームに違和感。あとこの会話が決して面白くはなく時に不穏な空気を漂わせ、見ているこちらにもストレスがかかるようなところはある。ホン・サンスとキム・ミニが不倫関係にあるというのはうっすらと聞いたことがある程度だったけど、このストーリーでは二人の関係が想起されすぎてどういう気持ちで作ったんだろうと思ったし、何となくモヤモヤが残るのも事実。作中の監督にキム・ミニ演じるヨンヒをひたすらかわいい、かわいいと言わせるのはホン・サンス自身の気持ちが出すぎているというか敢えての公開のろけでちょっと気持ち悪いと思った。「クレアのカメラ」のときもかわいいと言わせてたので。