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夜の浜辺でひとりの遊のレビュー・感想・評価

夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)
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キム・ミニと一緒になってカップルが急に始めた痴話喧嘩をクスクス笑ったり、かと思えば酔ったキム・ミニの怒号を浴びてシュンとしたり キム・ミニの隣に居たり向かい側に居たりするような感覚になる映画 キッチンでハムを焼いてるときのキム・ミニがなんてことないシーンなのになぜかひときわ可愛い 付き合いたてホヤホヤのパートナーが家事をしてる自分の目の前でカメラ回してる、 宇多田ヒカルの「光」のPVと同じ現象??

ワンカットの中で怒り、上機嫌、怒りって流れるように感情の発露を切り替える演技は文句なく女優賞 ロメールの飛行士の妻のハイライトもそれだった ロメールと比較されるホン・サンスだが、毎回違う女優を起用するロメールと違って2017以降のホン・サンスはキム・ミニがほぼ全てを請け負ってるの凄い

酔って管巻いてわけわからん怒りを炸裂させるようなひとって人間らしくて魅力的、って思っちゃったけどキムミニが可愛くて知的だからそう思えるだけだな キムミニと飲んで怒りながら議論したいだけ
勉強が好き、勉強がしたいって言うキムミニにそうだよね〜〜好き!って言っちゃった 勉強が好きなやつは人生を愛せやすい 人を愛せない奴が生きることに執着する、ってキムミニは言うけど いや言ってんのはホンサンスか
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