あんじょーら

世界は今日から君のもののあんじょーらのレビュー・感想・評価

世界は今日から君のもの(2017年製作の映画)
1.6
尾崎将也監督     クエールフィルム     U-NEXT


門脇麦が観たくなって選びました・・・・が後悔しています・・・

初めて観る監督ですし、監督本人が脚本を書いています・・・


先に良かったところを挙げておきますが、門脇麦さんの演技は、大変頑張っています・・・頑張りが分かりにくい部分、ありますし、そういうキャラクターなので仕方ないのですけれど・・・


あとタイトルはまぁ良かったかな、とも思います。


非常に残念ながら、もうこの監督作品を観る事は、自ら選んで、という事はほぼ無いだろうな、という感覚です。これは脚本の問題、そして誰に向けて作られているのか?なんでこの脚本で映画化しようと思ったのか?凄く素朴に疑問に感じました・・・


とは言え 深夜の白鳥 よりはまだ全然悪い部分が少ない作品です・・・


なので、少し残念な感想になりますし、基本的に良い部分を探そうと頑張ったのですが、あまり見当たらなかった、という感覚です。他人の残念な文章を読む事の不快感を理解していますので、そう言うモノを読みたくない方にはこの先不快な言葉が続く可能性が高いので、ここで読む事を止めるのを推奨します。ですがあくまで備忘録として。 


まず、相手のメールアドレスはそう簡単に、名前を知らないで同じ社内の人間だからと言って、末端のバイト社員は知る事が出来ないのではないか?という初手からして、杜撰さを感じました・・・


サバゲ―に出てくる女性も、何でその恰好なのか?の理由がもう少し必要だと思いますし、主役にとってご都合主義的なキャラクターにし過ぎ。それとせめてエアガンを使って効果音まで入れるのであれば、弾が出る描写は必要だと思いますね・・・役者さんたちもとても大変で恥ずかしい、という感覚が演技しながらもあったのではないか?と思います。


ラストの展開も、非常にご都合主義的ですし、母と娘の関係も、よく分からない、どうしたいのか?何が問題なのか?も不明・・・これが2017年の作品と考えると、本当にどうかしていると思いました・・・


でも、門脇麦さんは頑張ってる。


門脇麦を観たい方に、ややオススメします、他の作品、あのこは貴族とかの方が全然面白い演技ですし映画の完成度も高いので、そちらを既に観ている方に、という事になると思いますが。